2010年04月19日
ガンのひみつ・・・③
こんにちは!
ショップナナのよもちゃんです


中川恵一先生の著書 『ガンのひみつ』 から抜粋
2007年、アメリカの経済紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』に
こんな記事がのりました
『日本のがん難民はもっと多くの選択肢を求めている』
欧米では減っているガンによる死亡が、日本では増えている事を指摘しています
(アメリカではGDPの6分の1を医療に注ぎ込んでいますが
日本は12分の1だそうです。。)
他にも、医師の給与の低さ、医師のトレーニング不足、手術に偏ったガン治療、
告知とセカンドオピニオンの不十分、医師まかせで選択肢の乏しい治療法、
始まったばかりの患者会活動、3時間待ちの3分治療なども指摘されています
なんだか怖くなりますね。。
日本のガン対策は遅れているのです
ニクソン大統領が1971年に成立させた『がん対策基本法』は
日本では2006年6月ようやく成立しました
ガン治療は、手術・放射線治療・化学療法の3つが柱です
日本のガン治療は手術が中心です
日本の手術は世界のトップレベルで外科医がガンの治療全体を
担当するのが伝統になっています
それは昔、胃がんが日本人のガンの代名詞であったこと、
胃がんの治療は手術が中心であったことが背景にあるようです
しかし、ガンの種類は欧米化してい胃がんは減っています
欧米型のガンは必ずしも手術が必要でなく
放射線治療や化学療法が重要になります
しかし。。放射線治療の専門医は550名ほどしかいません
(アメリカでは5000にん以上)
化学療法(抗がん剤治療)を担当する腫瘍内科医は100人ほどで
アメリカの100分の1です
外科医が手術の合間に抗がん剤を使っているのが実情だそうです・・
抗がん剤は種類が多く、その中から患者に合った抗がん剤を見つけて
投与するのが理想だそうです
しかし専門医がいない現状ではそれも難しいようです
実際に私の知人は抗がん剤の副作用に苦しみました
その副作用は髪が抜けるといった抗がん剤特有の
ものではなく割れるような頭痛に何ヶ月も悩まされたそうです
病院側には1000人に一人の副作用であなたの体質が抗がん剤に
合わない特異体質だと言われたそうです・・・
また知人は子宮ガンでしたが、治療法の説明で手術しか方法がないと
言われ子宮を取りました
しかし子宮ガンは欧米では、放射線治療が主流で効果も手術と変わらないそうです
恐ろしい事実です
さらに、先進国だけでなく多くの国で実施されている『がん登録』も
大きく立ち遅れています
『がん登録』とはガンが診断されると、
ガンのタイプ、進行度、治療方法と結果を詳しく報告して
がん対策に活用する仕組みです
日本にはこの基本データがないためあくまで推測でしか語れないのです。。
先日、娘のアルバイト先の女性がガンで亡くなりました
娘はもうやめてしまったので詳しいことは解りませんがまだ40代です
その少し前に別の女性のご主人がガンになり女性は看病のために仕事を辞めましたが
やはり40代です
子宮ガンの知人も39歳でした。。
私も気をつけなければ・・
戦いに勝つにはまず 『敵を知る』 ことが必要です
何だか暗い話になってしまいましたので・・
マーガレット・プリンセスティアラです
寄せ植えにしようと思っていますがどの花と合わせようか思案中です

2010年04月01日
ガンのひみつ・・・②
こんにちは!
ショップナナのよもちゃんです
東大病院中川先生の著書 【がんのひみつ】 からの抜粋 第2回目です
ガンは細胞のDNAにキズが(突然変異)が積み重なって出来ます
しかし、ウィルスや放射線など、突然変異をおこしやすくするものがあり
また、直接変異させないものの、おこしやすい環境を用意するものが
毎日の食事です
塩分の多い食事は胃の粘膜の細胞を変異しやすくし
脂肪の多い食事は大腸の粘膜の細胞に変異がおきやすくします
【ガンになる確率を下げるための12か条】
① バランスよく栄養を
② 毎日、変化のある食生活を
③ 食べすぎを避け、脂肪は控えめに
④ おししい酒をほどほどに
⑤ ビタミンと繊維質のある食べ物を
⑥ タバコを吸わない
⑦ 塩分と熱いものは控えめに
⑧ 焦げた部分は控えめに
⑨ カビの生えたものには注意
⑩ 日焼けは控えめに
⑪ 適度に運動を
⑫ 体を清潔に
この12か条を積極的実行すればガンの60%が防げるだろうと考えられています
特に、タバコはガンの原因の3割程度を占めるものです
実は日本は世界一のタバコ大国。
世界一のガン大国の一因になっています
20未満で喫煙を開始した人は約6倍も肺がんの死亡率が高い
他に喉のガン、胃がん、食道ガン、肝臓ガンなども、タバコで増えます
さらにタバコの最大の問題は間接喫煙による他人への影響です
続きは次回に・・・
タバコは今は女性でも吸う人が増えていますが
マナーはまだまだですよね
私はタバコは吸わないのでそばで吸われると食事もまずく感じられてとても嫌です
でも友人との飲み会や食事などでみんな平気で 吸っていい? と聞いてきて
当然のように灰皿を取り寄せます
周りがオーケーと言うのに私だけ嫌だという事も出来ず
とたんに気分が暗くなります
タバコは吸う本人よりも周りのいる人の方が有害ということは
だいぶ前から言われています
それもガンという重大な病気の一因といわれているのに
なぜ平気で人前で喫煙できるのか不思議です
飲み会なども一人でも吸わない人がいれば我慢するか外で吸うのが
当然の思いやりではないでしょうか?
そういえば先日、あるハンバーガー屋さんで子供とお昼を食べた時のこと
そのお店は喫煙席は別室になっています
その喫煙室の中に小学生くらいの子供を一人づつ連れた
お母さんが二人いました
楽しそうにおしゃべりしていましたが
喫煙室の中は煙で白くなっています
信じられませんでした
喫煙室は子供連れは入室禁止にすべきですね
そのハンバーガー屋さんに対応をお願いしましたが・・・
改善されることを祈ります